2006年01月05日

お笑いの審査って難しい?

なんちゃさんが疑問に思っていることをコメントしようとしたら長くなったので、
自分のコラムにしてみます。


テレビのこちら側でも大笑いし、明らかに会場のお客さん達にも受けていた芸人さんより、
(言っちゃ悪いが)そんなに面白かったか?はぁ?という人が賞を持っていくのは、
なんとなく納得がいかない。



お笑いの審査って非常に難しい部分があります。


例えば爆笑問題の社会風刺ネタよりも、オリエンタルラジオが踊っている方が、若い女性の前でやる場合はウケます。なんなら長州小力やHGが出てきただけの方が盛り上がります。

綾小路きみまろがオバサンの前でウケる。長州小力が小学生の前でウケる。俺が友人と集まったときに面白いことを言う。

お笑いにはTPOがあり、時にそれは非常にローカルなものだったりします。
そのローカルな笑いをどう審査するか。こうなるとその人の感性だけでは決着が付きません。ことプロの芸人が審査をするとなれば、個人の好き嫌いでの得点はつけられません。


では、どこで判断すれば、できるだけ審査員としてデジタルに判断できるのか?

巧さ(ボケとツッコミの技術)や、ネタの練り方、ネタの起承転結。ネタの稽古具合。
それらしか公平に見る審査基準が無いんです。

なのでプロと呼ばれる人が審査する際には、「面白い」も大事ですが、それ以上に「技術的」なことが重要になってしまうんだと思います。
基本的にプロの芸人さんて、人のネタで大笑いはしないですからね。

例えば、フットボールアワーや、ブラックマヨネーズなんか、俺としては「面白くない」と思います。ただ「巧い」とは思うのです。フットボールアワーのツッコミは非常に「巧い」ツッコミです。ネタの構成もわかりやすくて良いです。だから「面白くない」ネタでも優勝したんです。ここでいう「面白くない」は俺の主観ですが…。

逆になんちゃさんオススメのオリエンタルラジオは俺も「面白い」と思います。練習量も相当だと思えます。ただ、ボケとツッコミを考えた場合、評価できるポイントが無いんです。タイミングすべて武勇伝では、評価も5段階なら3としか付けられません。また彼らの漫才は、まだ与えられた時間の中での起承転結ができていないとも思います。島田洋七がよく言う「たたみかけ」ですね。

と言うことで、プロと呼ばれる人に評価される番組の場合、見ている人が納得いかない点数が付くんですね。我々がわからないポイントや点数の付け方があるんでしょうしね…。

あとは事務所の裏のやりとりも多少はあるでしょうし…。

そう考えると、アンタッチャブルはすごいですよ。
面白くて、巧いんですから。あれは納得の優勝でしたよ。

M-1の一番の問題点。
それはスローガンの「誰が一番面白いのか?」だと思います。
スローガンは面白さを求めているのに対し、評価する側は全員プロの芸人。技術的な部分に目が行くのは当然です。結局「誰が一番巧いか」なんですよね。決勝戦だけは。

だから視聴者としてみるなら、優勝とか賞なんて全部演出。
と割り切って見ることが大事だと思います。

posted by 俺 | Comment(3) | TrackBack(1) | コラム
この記事へのコメント
とても参考になりました!
でですね、ちょっと追記したいのですが、M−1の事じゃないのですよ;;
その番組(相変わらず番組名は失念orz)では、「こりゃ絶対にアンタッチャブルだろ!」と思っていたのですが、陣内が勝ったのでね・・・で、納得できなかった訳なんですね。
Posted by なんちゃ at 2006年01月08日 00:21
始めまして、「google」でここに来ました。
このブログに書かれている様に、
僕もブラックマヨネーズの漫才のどこが面白いのかが
わかりません。
何度かテレビでネタを見たのですが、ネタが地味過ぎて笑えない
のがほとんどです。
いくら漫才が上手くても、ファン層(特に児童層と若い女性層)が
広がらなければ全国的なブレイクは難しいと思います。
Posted by ホットウェブ at 2006年07月28日 20:04
ホットウェブ さん、コメントありがとうございます。

ネタは「ブツブツ」についてばっかりですね。
あれがかなり残念です。

面白いとは思いませんが、上手です。
たしかに若い女性にウケるとは思えません。玄人ウケな感じがします。演芸場で生き残っていくタイプですよね。
Posted by おれ at 2006年08月01日 17:26
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お笑い番組
Excerpt: この時期は沢山やりますよね。 ネタを披露して客を笑わせるだけだったり、賞金が掛か...
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Tracked: 2006-01-08 00:41